WordPressのテーマとは、ブログで言う「スキン」のようなもので、基本のWordPressのデザインに対して異なるデザインをあてたり、機能を追加したりできる機能です。
一言で「テーマ」と言っても種類は千差万別あり、無料のテーマから有料のテーマまでたくさんのテーマが公開されています。
例えばこのブログ「筋肉カメレオン」で使用している Cocoon のような無料だけど高機能なテーマや、AFFINGER のような有料で超高機能なテーマがあります。
さらにそういったテーマを複数扱い配布しているサイトもあり、「コーポレートサイト向け」「個人ブログ向け」といった用途で検索できたり、「飲食店向け」「サロン系店舗向け」「アパレルショップ向け」といった業務ジャンルでカテゴライズされていたりします。
WordPressテーマサイトの「ジャンル分け」はあくまでイメージです
「コーポレートサイト向け」であれば、
・会社概要
・サービス内容
・ニュース
・顧客事例
・採用情報
・お問い合わせ
のようなサイトマップが最初から用意されています。
「飲食店向け」であれば、
・コンセプト
・メニュー
・店舗情報
・最新情報
・お問い合わせ
などのコンテンツが、テーマをインストールしたら標準で使える状態になっています。
ただ、それらはあくまで「利用イメージ」として紹介されているだけなので、「飲食店向け」と書かれているテーマを「不動産屋」が使用しても良いですし、「美容室向け」と書かれているテーマを「政治家のプロフィールサイト」で使用しても何も問題はありません。
あくまで土台を「テーマ」として提供されているだけなので、どんな「コンテンツ」を掲載するかは、あなたの自由です。
コンテンツ・・・内装
というイメージが近いかもしれません。
もちろん、飲食店向けと書かれているテーマは、たくさんのメニューをジャンル分けして掲載できるような機能が備わっています。
美容室向けと書かれているテーマであれば、多くのスタイルイメージを紹介できるようなギャラリー機能が標準で用意されています。
それらの機能は言われたとおりそのまま使用する必要は全くありません。
わかりやすく言うと、ビジュアルが重要なモデルさんのブログであれば、美容室向けテーマを使用すると、そのモデルさんの画像をギャラリーとしてすぐにコンテンツを掲載できますね。
勘違い
先日、とあるWordPressテーマサイトに下記のようなコメントが投稿されていました。

ホームページのテンプレートを変更したいのですが、いつか福祉施設用のテンプレートが開発されることを楽しみにしています。
医療用を使おうと思ったのですが、やはり少し業種が異なるので、、
この方は福祉施設の事業所のWebサイトを運営されていて、新しいテンプレート(テーマ)に変更したいそうなのですが、そのテーマサイトにそのものズバリ「福祉施設向け」が無かったので、それが開発されるのを楽しみに待たれているようでした。
似たような業種の「医療用」を使用しようとしたが、少し業種が異なるので断念されたようです。
もったいない!
この方の例であれば、「福祉施設」という業種ではなく、「事業所向け」といった用途で探すべきだったと思います。
もしかしたらそのテーマのデモサイトで使用されている画像が、「福祉施設」と「医療用」でイメージが異なっていたと思われたのかもしれませんが、そもそもの話として、テーマのデモサイトで使用されている画像は、実際のWebサイトでは使用できません。
テーマを購入しても、別途画像は自分で用意する必要があります。
テーマを選ぶときのコツ
同じ業種だとしても、見せたいコンテンツやアピールしたい内容はそれぞれ異なるはずです。
WordPressのテーマを選ぶ時は、そのテーマの業種を見るのではなく、
・画像以外の全体のデザイン
・用意されているコンテンツ(機能)
で判断することをおすすめします。
「用意されているコンテンツ(機能)」も、標準で用意されているだけなので、WordPressである以上、自由にコンテンツは追加・変更できます。
あなたの好みにカスタマイズして使用することができるのがWordPressの利点なのです。
前述のコメントを見て、まだまだ多くのビジネスチャンスが埋もれているなぁと思ったので記事にしてみました。
それでは。
