
WordPressサイトにBasic認証をかけたい時、サーバーの設定ファイルや.htaccessに記述するのではなく手軽に導入できるプラグインを探してみました。
WP BASIC Auth
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-basic-auth/
最終更新が現時点(2019/01/26)で4年前と、アップデートは止まっていますが、シンプルな作りなので最近のバージョンでも問題なく使えるでしょう。
WordPressのユーザー情報を利用して、そのアカウントでベーシック認証をかけます。
WordPressサイト全体に対して適用されるので、ユーザーサイトだけ、管理画面だけなどの対象エリアを分けることはできないようです。
「WP BASIC Auth」の使い方
「プラグイン」->「新規追加」画面を開きます。
検索窓に「WP BASIC Auth」と入力すると検索結果が表示されるので、該当のプラグインを見つけます。

「インストール」ボタンを押してプラグインをインストールし、「有効化」します。
これでWordPressサイト全体にBasic認証をかけることができました。簡単ですね。
WordPressのユーザー情報に紐付いているので、もし管理画面を使わせたくないけどBasic認証をかけてフロント画面を見せたい場合は、権限グループを「購読者」にしたユーザーを追加すると良いです。
WP Admin Basic Auth
https://wordpress.org/plugins/wp-admin-basic-auth/
こちらも更新は5年前より停止しています。「WP BASIC Auth」と似てますが、「WP BASIC Auth」はWordPressサイト全体に対してBasic認証をかけますが、「WP Admin Basic Auth」は管理画面のみにBasic認証をかけます。
「WP Admin Basic Auth」の使い方
「プラグイン」->「新規追加」画面を開きます。
検索窓に「WP Admin Basic Auth」と入力すると検索結果が表示されるので、該当のプラグインを見つけます。

「インストール」ボタンを押してプラグインをインストールし、「有効化」します。
これで管理画面のみにBasic認証をかけることができました。
ユーザー名とパスワードはWordPressのユーザー情報と同じものになります。
VA Simple Basic Auth
https://ja.wordpress.org/plugins/va-simple-basic-auth/
「WP Admin Basic Auth」と同様に管理画面のみにBasic認証をかけるプラグインです。
最終更新は2年前のようです。
「VA Simple Basic Auth」の使い方
「プラグイン」->「新規追加」画面を開きます。
検索窓に「VA Simple Basic Auth」と入力すると検索結果が表示されるので、該当のプラグインを見つけます。

「インストール」ボタンを押してプラグインをインストールし、「有効化」します。
これで管理画面のみにBasic認証をかけることができました。
ユーザー名とパスワードはWordPressのユーザー情報と同じものになります。
プラグインを導入したがログイン出来なくなってしまった場合
もし何らかの理由でBasic認証が正常に動作しなくなってしまった場合は、慌てずにFTPなどでサーバーにアクセスして該当プラグインをフォルダごと削除してください。
WordPressのアップデードに伴いコンフリクトを起こすなどで不具合がでる可能性はゼロではありません。とくに上記のプラグインたちはメンテナンスがされていないため、最新版のWordPressで動作する保証はされていません。
その点ご注意いただいてご利用ください。
さいごに
3つのBasic認証プラグインをご紹介しました。どれもプラグインをインストールして有効化するだけで利用できました。
でもフロント画面だけBasic認証をかけるプラグインが見つかりませんでした。
例えば、
- テスト環境でフロント画面をクライアントに案内したいが、管理画面は毎回Basic認証は出したくない
- 情報商材でフロント画面のみBasic認証をかけたい
- WordPressのユーザー情報を使うのではなく、Basic認証は個別にしたい
などを実現できるプラグインはありませんでした。僕自身が欲しいので自作プラグインを作ろうかと思います。エンジニアだからこそできる特権です。
完成したらこちらでご紹介しますね。
それでは。
