クルーズコントロール(Cruise Control)とは、自動車のアクセルペダルを踏み続けることなく、セットした速度を一定維持する機能です。
これは主に運転者の疲労軽減につながるものです。
初のクルーズコントロール導入は1958年

実は1958年にクライスラーがインペリアルに自動車の定速走行技術として初めて導入しました。日本車としては1964年に登場したトヨタ・クラウンエイトが、「オートドライブ」の名称でオプション装備として初採用しています。
今現在、多くの車種に導入されている機能ですが、車種によっては最低速度と最高速度が制限されているものも多いです。
例えば、40km/h〜110km/hの設定の車種の場合、40km/h未満だとクルーズコントロールがオンになりません。また、クルーズコントロール走行中に設定速度を上げられるのですが、110km/h以上には上げられないように制限がかけられます。
高速道路の坂道が最も効果を発揮する
クルーズコントロールが最も効果を発揮するのは、高速道路の坂道です。
上り坂では気がつくとスピードが低下していることが多いですね。これは渋滞を引き起こすキッカケにもなってしまいます。
注意喚起をする看板もよく見かけます。

下り坂では逆にスピードが上がりすぎてしまうため、その場合はブレーキで速度をコントロールします。
クルーズコントロール走行をしていると、とても快適に運転できます。
上り坂であれば自動で速度を一定にしてくれるので減速することがありません。
下り坂であればエンジンブレーキをコントロールして速度が上がってしまうことを抑えてくれます。
ストレスの多い高速道路の坂道の速度調節が自動で行えるので、とても便利な機能です。
アダプティブクルーズコントロールとは
アダプティブ(追従)クルーズコントロールは、自動で前を走行する自動車との車間距離を一定に保つ機能があるクルーズコントロールです。
自動ブレーキ機能と併用されることが多く、安全性向上に寄与しています。
日本の各社の呼び名
スバル
全車速追従機能付クルーズコントロール
トヨタ自動車
レーダークルーズコントロールもしくはDynamic Radar Cruise Control(DRCC)
日産自動車
インテリジェントクルーズコントロール「Intelligent Cruise Control(ICC)」
マツダ
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールもしくはMazda Radar Cruise Control(MRCC)
さいごに
クルーズコントロール機能は高速道路の坂道で最も効果を発揮することをご紹介しました。
クルーズコントロール走行は多少運転技術を必要とする走行方法なので、初心者のうちは使用を控えましょう。
それでは。
